【2016 パリ】ストライキと観覧車

フランス人夫の実家へ里帰りに、今回は私の母を連れてきました。両家の家族は以前一緒に京都観光をしたことがあったり、日頃からスカイプで交流しているので仲が良いです。

パリからスタート。

 まず、この時期はストライキばかりで最悪でした。

私の知る限りでは、エールフランス、SNCF、ゴミ収集がストライキをしていました。ちょうど今EUROというサッカーの大会がパリで開催ということで、世界中のメディアや観光客が集まります。そんな一番大変なときになぜストライキをするのかと疑問に思いますが、だからこそやるのです。一番注目される、一番迷惑をかける、一番嫌がらせをするのに効果的なタイミングにぶつけるのが当然だそう。とにかくこの期間は街中が問答無用でストライキなのです!

 エールフランスの機内ではごきげんだったのですが…。シャルルドゴール空港に降りた途端にストライキにより大変な騒ぎでした。

空港に足止めされ、溜まりに溜まった大勢の客で、東京のラッシュアワー以上の激混み。怒号の鳴り響く駅構内。殺気立った異様な空気は、いきなり大変怖かったです。

パリの家に辿り着くまでに、スーツケースをひいてどれだけたらい回しにされ、どれだけ逆ギレされ、どれだけ不快な苦労をして辿り着いたか…。

 羽田を出発してから何時間たったのだろう…。なんとか部屋に到着した時には、怒りと疲労と安堵感で、涙が出そうになりました。これが母の約35年ぶりの海外旅行であり、人生初のフランス旅行の幕開けだと思うと、気の毒でなりません。

 さて、家で一息ついたあと、外に出てみました。すぐそこにルーブルやセーヌ川があります。

こんなに腹が立った旅の始まりなのに…。それでも美しいパリ。それでも歓喜が湧き上がる自分に驚きつつも、全てを忘れさせる不思議な魔力を持つパリに、一目で魅了されたのでした。

 まだ明るいけれどもう夜。セーヌの真正面のビストロでとりあえず食事をしたあとは、夜九時を過ぎてようやく日が暮れていくセーヌ沿いを散歩しました。

 すると南京錠の橋がありました。南京錠なんて持ち合わせていないので、母は代わりに携帯ストラップを結びました。
『またフランスに来られますように。』

 次に発見したのは、コンコルド広場に期間限定観覧車。乗らない手はないということで、乗りました。

シャンゼリゼの夜景を見下ろしながら、なんて長い1日だったんだ…と、混乱した頭と心を整理するのでした。とにかく私達は、なんとか無事にパリ1日目を終えたのです。

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