新しい箱:白

blog812.JPG箱を二種類作りました。黒についてはこちら

二つ目は白。
ご進物のシーンによっては、黒は合わない場合もあり得るため、明るい白も作りました。
「つやつやコーティングの白はなんかダサいよねぇ…。」と、勝手なイメージにこだわり続け長い間避けてきたのですが、ある日突然ふと有田焼の白磁のように見えた瞬間から、一気に出来上がりました。

光沢のある白い箱を白磁に見立てることで、和であり洋でもある古い食器をイメージしました。

『和であり洋でもある』というところが私にはとても大事で、それはVa Plaそのもの、私の人生そのものだと思います。
私はフランスやイギリスなどヨーロッパへの憧れがある一方で、日本が大好きです。
今や家族と友人の半分はフランス人。
いつかフランスに住む日が来たとしても、不安があるからこそ、自分が日本人であるということを大切にしていきたいです。
その想いから、つまみ細工にしてもディスプレイにしても、いつも両方の国が頭にあります。
例えばブローチですと、日本だけでなくフランスの石畳の街並みでつけて歩いても、違和感ないか。
外国の方から見て、日本人らしいなと感心してもらえる色使いや細やかな手仕事が伝われば嬉しい。

blog817横道に反れましたが、箱のイメージ。

1867年パリ万博。
江戸幕府より、有田焼が世界に紹介され、ヨーロッパを魅了しました。
マイセンなどでも有田焼にならったシリーズがたくさん作られたそうです。
着物の柄でもお馴染みの波模様、『青海波(せいがいは)』。
ヨーロッパの食器にもよく登場するこの柄を、自分なりに手書きしてみました。

ちなみに『青海波』
母なる海→果てしなく続く波→永遠の幸せを意味する柄だそうです。

黒も白も、ラベルには蝋引きを施しております。それにより紙が透けるような滲むような不思議な質感になりました。
そんな点にもご注目いただけますと、嬉しいです。