作品一つ一つにストーリーがある

毎月イベントに参加させてもらう中で、定番であり一番人気者なシリーズが『野バラのブローチ』になってきました。

数年前に1、2年ほど私は病気のため療養期間があったのですが、その間も気晴らしにつまみ細工をしていました。

そんな時、父が結婚式にお呼ばれをしました。

ゲストの男性は、特にご年配の男性は披露宴出席といえばお決まりのようにいつもの冠婚葬祭のスーツと、ネクタイの色を変えるだけ。何とも味気ない…。
年齢的にも身近にもう若者もいなくなってきたし、これが久々で最後の結婚式出席になりそうな気もし、おめでたいことだし出席するのが楽しみなのに、そんな気分に対して男性の衣装は非常に地味すぎる。女性は華やかなのに、並んでいてアンバランスだ。

というようなことを言い、言われてみればごもっともだなと思い、だったら普段アクセサリーとは無縁の男性にも気負いなく付けられて、親族よりも控えめなさり気ないお花を作ってみようと思い立ち、出来上がったのが野バラのシリーズでした。

療養中という自分の状況的にも、結婚式用という誰かの幸せの場を思い浮かべながら作ること、また父がそんなことを言い出すとは意外であり、ゲストのおじさん(うちの父)までもが楽しみにしている結婚式っていいなぁと、そんな誰かの幸せに関わることが、その時の私にとっては楽しかった。

だから最初は、男性のスーツのラペルピンにちょうどよいものとして作りました。

それ以来、女性にも、男児の七五三に、ご高齢のおばあさまに、新郎新婦の二次会の時にカジュアルダウンしてお揃いで付ける用…など、いろいろなシーンに合わせて作らせてもらいました。

他のシリーズにも、それぞれ出来上がるまでの試行錯誤や実験の日々、作ろうと思ったいきさつなど、それぞれに思い出があります。
イベントでは、舞い上がってあまりそういうことをお伝えしきれていないと思うので、一例をこちらに書いてみました。

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