【2019 南仏 年末年始】巡礼地で大晦日

 大晦日は、祖父母もみんなで近くの山へ散歩に行きました。

SaintGuilhem-le-Désert 。ここは岩の山です。

サンチアゴ・デ・コンポステラ巡礼という 、キリスト教の巡礼の旅をご存知でしょうか?ヨーロッパ各地からスペインのサンティアゴをゴールとした長い徒歩の旅。サンティアゴは、ローマやエルサレムと並ぶキリスト教の三大聖地の一つです。

巡礼の旅をする巡礼者が長い長い旅路を歩くために、道に帆立貝が埋め込んであります。帆立貝を目印に、ひたすら歩いてゆくのです。

モンペリエも巡礼経路に当るため、街の至る所で帆立マークを見かけますが、ここサン・ギレーム・ル・デゼールも同じく、巡礼者にとって大切な巡礼ポイントの一つ。

ドアに帆立マークがある施設は、巡礼者のためのレストランや宿泊施設。各地にあるそういった施設を利用しながら、長い巡礼の旅をするそうです。

 大晦日の夕暮れ時。そびえる山と冷たい空気も相まって、荘厳、どこか神秘的な雰囲気が漂っていました。広場には、巡礼者の印、帆立貝をぶら下げた巡礼者の方々が静かに休憩しています。

岩の山、巡礼の村というだけあり、村の教会は、岩を掘って造られたような重厚感があります。フランスはどこもまだクリスマス仕様。こちらもまだ、趣のあるクリスマスの飾りつけがありました。

 休憩にクレープ屋さんに入りました。

私は山で採れた濃厚なはちみつがたっぷり入った、ホットミルクを頼みました。

クレープも街中で食べるクレープとは全然違い、素材の味が濃厚で、シンプルイズベストでした。

 ふと思いました。フランスの祖父母も両方の両親も皆揃って小さな村でテーブルを囲み、素朴で最高に美味しいクレープを楽しんで…、なんてぜいたくで幸せな年の瀬なんだろう。いつか弟夫婦とも来られたらいいなと、新たな夢も増えました。